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執筆者の写真Yoshie Sugai

2022年度稔心流武道合同合宿

3年ぶりにやっと合宿を開催できました。今年は15名の参加の小さな合宿でしたが、とても和気藹々とした楽しい合宿でした。正風会 東京支部の吉田師範と江澤先生がご参加下さいました。



新緑の風薫る清々しさを感じながら、前日入りなさった吉田師範から故望月稔氏や海外のお弟子さんの事など沢山お話しをお伺いし、素敵な時を過ごさせていただきました。


昇級審査も皆に見られて緊張する中、日頃の稽古の成果を出せた素晴らしい結果となりました。吉田師範から証書と帯をいただき、感慨深い表彰式となリました。


1日目の夕食はバーベーキューでしたが、あいにく雨と強風の最悪のコンデションでのバーベキューでした。幸いにして屋根がありましたが、ゴミ箱が吹っ飛んだり、紙カップが吹っ飛んだりとハプニングはありました。それでも隣の大学生達の楽しそうな声に私達もそのハプニングを楽しみながら、「忘れられない思い出になったねえ」と笑ったとても楽しい夕食となりました。





今回、夜は40分の丁寧なストレッチ教室を、そして朝食前の30分のウォームアップのための動のストレッチ教室を行ったおかげで、激しい筋肉痛で困った門徒はいなかったようです。この教室は毎回合宿に取り入れた方が良いと思いました。


そして夜更けまで普段交流できないクラスの異なる門徒や、正風会東京支部の先生方や門徒達と話に花が咲き、交流を深める事ができました。


3日目は京都智誠館にて稽古を行いました。上級者が多かったのでレベルの高い捨身や決め技、絞め技を吉田師範にご教授いただきました。昇段審査もとても沢山の技でしたが、丁寧な技や形を披露され、素晴らしい初段の審査となりました。


合宿中に一番驚いた事は、80歳を過ぎていらっしゃる吉田師範の身体の柔らかさと3日間教えてもバテない素晴らしい体力でした。京都駅の階段を手すりを持たずにスタスタ登られるお姿を拝見し、運動の継続の大切さを改めて実感いたしました。



また、智誠館と正風会東京支部の門徒達は皆、出来なかった事が出来るようになり、皆さんの成長をよく感じられ、とても嬉しかったです。精力善用・自他共栄を理念とし、互いに助け合い、成長できた素晴らしい合宿でした。


吉田師範の「技はディスカッションしながら進歩していかなければならない」という言葉は、私達の心に強く残りました。また「智誠館が望月合気道の世界の橋となれるようになりたい」という私の考えを師範は快くご理解下さり、これからもご支援ご協力して下さると心強いお言葉をいただきました。


「道場同士、やり方は異なっても互いを認め合い、仲良くしていかなければならない」という師範のお言葉を胸に強く刻み、これからも望月合気道の発展のために精進していくという思いを深くした合宿でした。


来年の5月の合宿が今から楽しみです!


English version of this blog post can be found HERE.

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