レジリエンスを高めるとは?

オミクロン株によって日々コロナ感染が拡大している現状です。こんな状況の中では、私達の持っているレジリエンスを高める事が大切になってきます。



『レジリエンスResilience』とは、困難や脅威に直面している状況に対して「うまく対応できる課程、能力、および適応の結果」という意味だそうです。私にとっては、故望月稔師範が述べられた「己に克つ」という言葉の方が身近であり、そして、その言葉は常に私の心の支えとなってきました。


「己に克つ」なかなか難しい。何故なら人は皆自分を甘やかしたいからです。つまり自分にとって都合の良いように物事を捉えたいのです。


「正常性バイアス」という脳の働きがあります。人間が予期しない事態に対峙したとき、「ありえない」という先入観や偏見が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働きを指します。ただし、これが度を越すと「自分は大丈夫」と思い込み行動を制限してしまうのです。


では、予期せぬ事態が起きた時パニックにならずに冷静に落ち着いて行動し、うまく適応するにはどうしたら良いと思いますか?


それは、「物事の本質を見極める力=智」と「備心」を持つ事です。

故望月稔師範はこの「物事の本質を見極める力」を「智」とし、「過去と現在と未来を見据え備える心」を「備心」として、武道を通して教えて下さいました。


情報が溢れる中、何が本当なのか、何が大切なのかを、ただメディアやS N Sの情報に振り回されるのでなく、自分で良く考え物事の本質を見極める事が必要です。ここで先程述べた「正常性バイアス」にとらわれすぎないようにしなければなりません。例え自分にとって都合が悪くとも困難や脅威をきちんと受け止め、分析し、本質を見極めてそれに対応しなければなりません。


そして「備心」として、常に「過去と現在と未来を見据えての備え」をしておくのです。

私達は道場で、何度も困難な脅威に対して、本質を見極めながら、過去と現在と未来を見据えての備える心を保つという事を、技を通して繰り返し稽古します。つまり「智」と「備心」は日頃訓練(鍛錬)しなければ身につかないという事です。


私達が持っている「レジリエンス」という素晴らしい能力を高めるためには、常日頃の「智」と「備心」の訓練が必要です。私は日常生活でも「智」と「備心」のおかげで救われた事が多々あります。


「レジリエンス」を高め、どんな困難や脅威に直面した時にうまく適応していけるように、日常生活の小さな事柄から「智」と「備心」を使ってみましょう。そして、以前お話した「七転び八起き」のように、何度でも立ち上がりましょう!






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